文明と哲学〈創刊号〜第3号〉
文化における<時間>
敵味方をこえて平和を織る
高坂正顕 -京都学派と歴史哲学-
美のゆくえ
人間であること
良寛への道
立ちあがる白秋
情緒の教育
シェリング著作集
西田哲学選集
京都哲学撰書 1〜15巻
京都哲学撰書 16〜30巻
京都哲学撰書 別巻
燈影撰書
西田天香の世界
西田幾多郎遺墨集
墨海 久松真一の書
随眠 山内得立遺墨集
DVDビデオ 『寸心の世界』
DVDビデオ 『裸足の人』
謎解き漢字 銭形文字
石油とその開発Q&A
教育人間学の根本問題

敵味方をこえて
平和を織る
久松真一と遠藤虚籟に学ぶ「現代日本」の忘れ物

和田修二・倉澤行洋著

いま、日本の若者に失われた物は何だろう。
道を極めた二人の先達、久松真一と、遠藤虚籟が求めた、
人間形成の理想と、平和思想の原点とは?


本書は、現代の日本社会が忘れかけている、日本人の真情と藝道の理念を、二人の先達、遠藤虚籟(織物工芸家)、久松真一(哲学者)が求めた、平和思想の原点と、人間形成の理想を通して再考するものです。

第一部では、今日の日本にも通ずる明確な目的と、思想を持って、戦中戦後を清冽に生きた、在野の芸術家[遠藤虚籟]の記録。

第二部は、近代的な科学主義的功利主義的な学校教育の普及と共に忘却された日本における伝統的な人間形成の理想を、久松真一と茶道に即して論述しています。

A5判・上製本・カバー掛け・カラー口絵8頁・210頁
定価 本体2,800円+税
ISBN978-4-86094-019-5

目 次

まえがき

【第1部】和田修二
世界平和と日本人の真情
-順霊の綴織工芸家遠藤虚籟の生涯と思想-

はじめに
遠藤虚籟の生涯と作品 
   上京
   順霊の旅
   株式相場の研究
   宇宙人主義
   綴錦を織る
   高村光太郎の『鯰』と初入選
   綴織憲章をつくる
   特選、文展無鑑査となる
   転機
   和田秋野の生い立ちと作品
   悲願曼荼羅
   戦時下の仏像謹作
   鶴岡疎開
   敗戦と『如意輪観世音菩薩』の謹作
   『曼荼羅中尊阿弥陀如来』の完成
   「曼荼羅雑想の一節」
   百カ寺巡礼
   国連本部へ贈呈
   家族離散
   再び館山へ
   『脇侍観世音菩薩』の謹作
   清貧の日々
   『脇侍勢至菩薩』の謹作
   大患
   『天平の春』
   終焉
遠藤虚籟の平和の哲学と現代
糸塚
 
【第2部】倉澤行洋
藝道の理念と実践
-茶道を中心に-

第一章 道としての藝術-藝道
   1.藝術と藝道
   2.藝術の意味
   3.道
   4.遊戯(ユウギとユケ)
   5.藝道の修行
   6.姿から心への、心から姿への道
   7.道人
第二章 型
   8.初心
   9.達人
   10.名人
第三章 型を超えて
   11.破格(名人の位一)
   12.離格(名人の位二)
第四章 抱石庵の平常底
   13.抱石庵の茶
   14.茶道を生きる
   15.深き心
第五章 茶禅一味
   16.茶と禅
   17.茶道と禅宗
   18.心茶会
むすび


あとがき