京都哲学撰書 第27巻 下村寅太郎 精神史としての科学史 解説:野家啓一 東北大学教授 |
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「精神史」を方法としてギリシア数学および 近代科学の生成の謎に迫る下村科学論のエッセンス。 名著『科学史の哲学』全編と関連論考を収録する。 A5判・上製本・カバー掛 定価 本体3,900円+税 ISBN978-4-924520-92-9 |
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〈科学史の哲学 (全)〉 序 一 ヨーロッパ的学問の性格 (序章) 1 ヨーロッパ的精神の可能性 2 ヨーロッパ的学問の伝統 -プラトニズム 二 精神史における数学の位置 1 文化体系における学問の位置 2 精神史としての数学史について 三 数学の形而上学的系譜 1 ポリスにおける数学の成立 -普遍学の理念 2 近世における幾何学の生成 -空間の数学と形而上学 四 科学論の方法について 1 科学性の類型 -論証性・実証性・歴史性 2 現代科学の基礎概念 -物質・時間・空間・因果 3 科学論の方法 五 現代における人間の概念 -自然における人間の地位 〈精神史としての科学史〉 近代科学の始源についての精神史的試論 精神史としての近代科学史序説 -「科学革命」に関連して 精神史としての科学史について 解 説 「精神史」の方法的射程 下村寅太郎略年譜および作品譜 人名索引 |
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